太陽と遊ぼう——南国宮崎の夏を楽しむ。1960年代に広まったうたい文句である。
「宮崎にはほんとうの夏がある」「太陽と遊ぼう・太陽と泳ごう」——九州北部の若者たちが夏の宮崎を訪れる。
「アロハで飛ぼう」——アロハ・シャツで南九州・南国宮崎を航空機で訪れる旅行企画。
いずれも、かつてシーズン・オフと言われた宮崎の夏を彩るフレーズや旅行企画である。
暑い夏を楽しみに変える。かの納涼バスや水着バスも夏を楽しむ企画であった。
水着バスは1990年代の後半まで運行を続けた。そして夏は南国宮崎の魅力を引き立たせる季節となった。
*「太陽と遊ぼう」「アロハで飛ぼう」「水着バス」「納涼バス」については、宮崎交通OB・渡辺綱纜先生の著作を参考にした。
文献
渡辺綱纜『空ある限り』宮崎日日新聞社、1997年。
宮崎交通社史編纂室編『宮崎交通70年史』宮崎交通、1997年。