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海を渡る祭礼

海上を神輿を担ぐ

二十二・二十三歳の氏子青年が主催者となり、お神輿の渡御があります。
氏子を巡幸、またお神輿を漁船に乗せまして島を一廻りいたすところから「海を渡る祭礼」といわれております。
お神輿の渡御は古くから行なわれておりましたが、海上渡御は御祭神の古事を偲び、海積宮に御祭神をお連れ申し上げ、御神慮をお慰めしたいという氏子漁民の発意で昭和二十三年から始まりました。
お神輿を乗せた船「御座船」を先頭に満艦飾の大漁旗等で飾った数十艘の漁船が列をなして進むさまは、壮観で当神社の祭礼で最も賑やかな御祭でございます。