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サイドストーリー

青島今昔 〜その2〜

 今回は「青島ビーチ」ではなく、あえて昭和ムード漂う「青島海水浴場」(とします)のお話です。 ある一時代においてこの場所をお伝えする場合「青島海水浴場」を呼ぶ方がしっくりくるのです。

宮崎を代表する青島海水浴場は、今も昔も変わらず大勢の海水浴客で賑わっています。こちらは 昭和32年頃の写真。今より賑わっていそうな気も致します。みんな一様に沖に向かっているよう に見受けられます、海開きでしょうか。

浮き輪やボディボード、ビーチボールなどは見当たりません。純粋に海水浴を楽しんでいる様子が 伺えます。男の子は坊主頭が多く背景の山も力強い印象です。山があって海がある、改めてロケー ションの素晴らしさを感じさせてくれる1枚です。

 こちらは昭和30ー40年代を思しき1枚です。海水浴客の数が現在の比ではありません。こう いうのを「芋洗い」というのでしょうか。それだけ夏のレジャーとして青島海水浴場が確固たる 地位を築いていたのでしょう。浮き輪もゴムのチューブ製、女の子の水着もレトロで可愛いです ね。中にはふんどし姿もあります。

 こちらは昭和45年頃、現在のように、パラソルもほとんどなく簡易テントも見受けられませ ん。夏の日差しを堪能しているのでしょうか。大きな敷物を広げるわけでもなく装備もコンパク トです。女性の水着が昨今流行のクラシックスタイルに類似しています。まさにファッションは繰 り返されるという好例です。

 こちらも昭和45年頃。青島海水浴場の大人気アトラクション、水上スキーの様子です。沖の中継 地点まで行き、ボートに引っ張っもらい水上スキーを体験することができました。

多く人が並んでいるのが見受けられます。毎年、大盛況だったようです。

 毎年多くの方が一夏の余暇を過ごすために、青島海水浴場を訪れました。海での過ごし方やスタ イルは現代のそれとは異なっていますが、今も昔も、夏は海!夏は青島!という宮崎のイメージ が定着しています。今年の夏もぜひ、青島海水浴場へお出かけ下さい。

画像は宮崎交通株式会社・資料編纂室よりお借りしています。